今回の新入荷分のゴールドラインから、まずはこの辺りのストライプを。
オーソドックスな、というか、いかにもトーマス・メイソンな色柄です。
個人的には共生地での仕立てが好きですが、クレリックも良く合いそうです。
以前の物と比べると、糸そのものに少~しだけムラが増えたような気もするんですが、気のせいかもしれません。
生地の色柄によっても風合いは違うので、一概には言えないとは思うんですが。
もしかすると、風合いに関しては、色柄によって仕上げ加工の工場が違ったりするのかもしれませんね。

何年も前ですが、同じ生地で色によって風合いが違う生地があったんで、聞いてみたんですが、問屋さんが言うには、『同じ糸でも、出す色によって染料も加工も違うので、結果として風合いに微妙な変化が出てるのかも。』との事でした。(ありそうな、なさそうな、な話ですが。)
っと、ちょっと話がずれました。
色は、ブルーと赤の2色展開です。
特に赤い方が、らしさがあってオススメです。

秋物の新柄が続きます。
今回は、アルビニの色物市松です。
サラサラした手触りで、なかなか良い感じです。
結構細かい市松なので、大人しいといえば大人しいんですが、いや、大人しいと言うほど大人しくはないかも知れません。
言っても市松ですから。
でも、シャツの形になると、結構馴染むんじゃないかと思います。
ちなみに、市松模様とは、歌舞伎役者の佐野川市松が、舞台で使った着物の柄から来た名前です。
外国では、チェス盤に似ているところから、チェッカーボードなんて言われたりもします。
日本での別名の一つ、碁盤縞に似てますね。

この生地で、試しに1枚作ってみて、本当に馴染むかをチェックして、ＨＰに載せようかと計画中です。

秋物の新柄が続きます。
今回は、カンクリーニの杉綾です。
単糸です。
なので、柔らかさと共に、独特な手触りになっています。
双糸に比べて、撚りが少ないので、当然、糸の1本1本が柔らかくなっています。
その分、耐久力は劣りますが。
平織りの単糸モノも、独特な良い風合いをしているんですが、フンワリな綾織との相性は抜群です。
柔らかい印象のシャツを作るのに最適な一枚ではないでしょうか?

ブレンバーナのサテンストライプ、ブルーと紫の2色展開です。
今期の秋冬インポートからの紹介になります。
爽やかな色合いに、とても上品な光沢がよく合います。
サテンになっている分、ブロードよりも若干地厚になっているので、これからの季節には向いているのではないでしょうか。
どちらもアッサリとした色なので、色物の入門にも向いていると思います。
秋口から初夏まで、長い間活用していただけそうな生地になります。
レパートリーの増加に役立ててみては如何でしょうか?

国産のカラーブロードの色の幅が広がりました。
番手は、もっともオーソドックスな100番手です。
他にも色はあるんですが、今回はその中から目を引いた5色を。
少し明るめの紫、タンデライオン･イエロー、赤、ミッドナイトブルー、ワインレッドです。(色の判断には、多少の誤差があるかもしれません)
ここのところ、濃い色の無地が欲しいという話をチョコチョコとされていたので、今回の入荷となった訳ですが、同じように思っている方もいらっしゃるのではないかと思い、載せてみました。
色が色なので、洗いを繰り返していくうちに、全体として色抜けがあると思われます。
特に袖口などは、他の部分より先に白くなっていきます。
5年10年と、長期にわたって楽しみたい方は、衿やカフス分の交換用の生地を別途押さえておくのも良い方法だと思われます。(生地在庫がある間は問題ないですが、在庫がなくなった後の交換の事を考えると、持っておく事が有効です)

今回は、私の単純な好みで決めてみました。
アンダーソン200双のグレンチェックです。
前々から好きな柄ではあったんですが、久しぶりに入荷出来たので載せました。
数量は、若干数なので、すぐになくなってしまうかもしれないし、柄が柄なので、結構長く残っているかもしれません。
何ヶ月か経って残っていたら、自分で作ろうと思っているので、1年後にはまず無いことでしょう。
が、好きな方は凄く好きな柄なので、恐らくは私が着る事はないんだろうなぁ、と半ば諦めていますが。。。
この色、この柄、この風合い!
いかにも英国チックだと思いませんか?
白い衿なんて付いた日には、気分はジェントルマンなんじゃないかな、と。
まずは見るだけ見てみたい、興味はある、という方は、ご連絡頂けましたら取り置き致しますので、宜しくお願い致します。

冬の寒さ、外ではコートやマフラー、手袋と、万全の格好でいられますが、屋内に入った後でまだコート、という訳にもいきません。
大抵の方は、ジャケットの下に薄手のセーターやベスト等のニットを着る事で対応しているのではないかと思います。
環境対策のクールビズからの派生、ウォームビズでエアコンの設定温度も低めになるのでしょうから、着る物での自発的温度管理が今まで以上に求められるのではないでしょうか。

と、いう訳で、綿起毛です。
前フリが長かったですが、綿起毛のシャツなら、保温性にも優れていますし、肌触りの柔らかさも抜群です。
綿という素材特性上、水洗いが出来るのも、大きな魅力ではないでしょうか。
薄手のセーターに負けない暖かさなので、このシャツにジャケット、少し寒いかな?という時にはアスコットタイで、屋内は万全です。 冬素材のジャケットに、通年用のシャツ生地では、厚みや素材感にギャップが出過ぎて、という方は、是非、綿起毛のシャツをお試し下さい。

綿起毛に続き、寒さ対策を。
綿起毛は完全なカジュアル地なので、スーツにネクタイというタイミングでは着ることが出来ません。
そういった際にオススメしたいのが、この生地です。
トーマスメイソン・ゴールドラインの太綾目のツイルは、上品な光沢、ソフトかつしなやかな風合い、程よい厚み、と、非常に完成度の高い生地で、ファンの方も大変多いです。
他にも同じ織の生地は、海島綿、エジプト綿等、いくつかあるんですが、やはりこのゴールドラインが、最も高い位置でバランスの取られてる生地だと思われます。
太い綾織の特性上、生地そのものが肉厚になるので、合物とはいえ、夏場にはちょっとオススメ出来ない生地なんですが、涼しくなる秋から春までの間には、その肉厚さが長所として十分な活躍をしてくれます。
見た目にも伝わる柔らかさは、その光沢と相まって、フラノ等の冬素材の上着を着たＶゾーンをより上品に見せてくれる事でしょう。

今回はアルモの新入荷の120/2、チェックです。
アルモの生地は、イタリーの生地や日本の生地とは一味違った色合いと、丁寧に作られたのが伝わってきそうな整った織り目、そしてスイスを連想(行った事はありませんが)させるサラサラとした肌触りが特徴です。
相変わらず、こういった格子柄のセンスには、日本にはないものを感じます。
オシャレだなぁ~、と思う一枚になりそうです。

90回目の今回は、トーマス・メイソンのゴールドライン、ツイルです。
この生地は太めの綾なんですが、柔らか&滑らかなツイルと、カチッとシャープなフランス綾の中間といった感じで、ツイルの柔らかさとフランス綾のコシを併せ持っていて、個人的には名作だと思います。
ツイルにはツイルの、フランス綾にはフランス綾の長所があるので、どれが一番良いなんて事は言えないんですが、比較ではなく一つの生地として考えれば、かなりの高クオリティーなのは間違いありません。
真夏には暑くて着れないと思いますが、合物として、それ以外のシーズンで活躍してくれると思います。
大変オススメな一枚です。

意外なほどの評判の良さをみせてくれているのが、この生地です。
アルモの170番手双糸の、結構強めなマルチストライプです。
高級番手の棚に彩を、と思い入荷したんですが、まさかの活躍ぶりです。
風合いは、アルモの高級番手特有のシットリ感があります。
高番手の生地は、どうしても色柄が偏りやすいので、今後もこういった生地は、なるべくご用意して置くようにしなければ、と思い知らされました。

ご要望の多かった、小柄のギンガムです。
水色と赤の2色になります。
格子柄の中でも定番中の定番ですが、数年前から店頭より姿を消していました。
ここ最近は特に、ストライプにしても、色、柄共に強めな物が増えてきているので、かえってこういったシンプルなものが少なくなってきているように思えます。
オーダー用の生地でも、既製品のシャツでも、白やロンドンストライプといった定番と、逆に奇抜な柄物、といったラインナップが多いのではないでしょうか。

個人的にはこの手のシンプルな柄が大好物なので、入荷できて良かったです。
小ギンガム、皆様も1枚いかがでしょうか?

春が近づいてきましたので、暫くは春の新柄を続けて載せていきます。
まずはホネガーのドビーストライプです。
淡い色合いがキレイです。
どちらかというとカチッとした感じの、打ち込みのしっかりした生地です。
柄といい、色合いといい、何にでも合いそうな感じです。

春物が続きます。
トーマスのシルバーライン、カラーブロードです。
最近の傾向として、ベーシックな生地の方が人気のように感じます。
が、普通に白やブルーではつまらないな、という方にオススメしたいのが、この3色です。 ピンク、イエロー、パープルのどれも、ベーシックでありながらも、春の訪れを感じさせる明るい色合いです。

春物をご紹介ということで、今回の春物の中で一番目立つ生地の登場です。
トーマスメイソンのシルバーラインですが、特徴は、なんと言ってもこの色柄です。 派手ですね。
ただ、蛍光色やらゴテゴテしたプリントのもの等と違って、スッキリした派手さ、明るさです。 結構良く動いています。
シャツとしては、色柄が十分に主張しているので、形はオーソドックスにボタンダウンで、もしくは、やるならトコトンということで、クレリック、といったところでしょうか。
間違いなく、誰でも着る柄ではないんですが、たまにはこんな柄物もいかがでしょうか?

国産の生地なんですが、番手を細かく刻んできました。
135番手の双糸です。
もう、140番手でいいんじゃないかと思うんですが、わざわざ135番手と言ってきているので、そのままにしておきます。 (番手の表記のルールについては、詳しくないので。) 風合いは、比較的薄手で柔らかめです。
恐らくは、打ち込みを少し甘めにしてあるんだと思いますが、スベスベしていながらも、ほんのりとフンワリ感もあります。
この135番手シリーズには、他の柄もありますので、また追々載せていこうと思います。

新柄のリネン、ストライプとチェックです。
ブルー系と紫系の2パターンになります。
リネン100%なので、麻らしい風合いと、涼しげな見た目をご堪能いただけるかと思います。

ブレンバーナの夏生地といえば、リネンの印象が強いんですが、今回は綿です。
ワイシャツ用の夏の綿素材といえば、ボイルやローンですが、カジュアル用の夏素材といえば、やはりサッカーじゃないでしょうか。
半袖のサッカー地のシャツなんて、いかにも夏という雰囲気ですね。
この生地は、色合いからも夏の感じが伝わってきます。
Ｔシャツにハーフパンツ、サッカー地の半袖シャツ。
夏らしさ100%でいかがでしょうか?

ついに100回の大台に乗りました!
暫く更新が滞っていたのも、100回の節目にこの240番手を持ってきたかったからなんですが、この生地を大々的に紹介出来るタイミングが今日までなかったので、結果的に皆様をお待たせしてしまいました。

さて、今回のアンダーソン240番手が初入荷したのは、もう随分と前の話になるんですが、自社トライアルにて日常における耐久性などをチェックしてから、まずは極少数のみを試験的に販売し、自分たち以外での環境でのチェックを済ませ、やっと今回の弊社80周年に併せて入荷、販売、となりました。
アンダーソンを作っているメーカーさんからしてみれば、「ウチの売り出してる商品が信用できないのか!」というところでしょうが、今まで扱っていなかった超高番手の糸を使った生地ですから、お客様方に知らない物を提供する訳には当然いきません。
ちなみに私の240番手のトライアル用シャツは、自宅の洗濯機にてガンガン洗って、自分でアイロンを一切糊を使わずにかけてきましたが、他に生地に比べても、磨耗等の問題もなくきています。

肝心の風合いですが、、、良いです。
といっても、フンワリ派の方には受け入れられないかも知れませんが、スベスベ派の方ならば、一見の、いや、一触の価値有りです。
各店の店頭に生地があるので、実際に触ってみていただけると、お分かり頂けるのではないかと思います。
白以外にも色物がありますので、是非ご覧下さい。


(現在、300番手のトライアル中です。
問題がなければ、提供出来るようになるかもしれません。)